LAST UP 2011.10.10
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脳脊髄液減少症 脳脊髄液漏出症 (低髄液圧症候群)

鞭打ちからくる
脳脊髄液減少症 脳脊髄液漏出症 (低髄液圧症候群)

Intracranial hypotension Low intracranial pressure syndrome
(Chronic Fatigue Syndrome)


病気の概念


医学論文誌のご紹介、その後に病気の説明をいたします。

   脳脊髄液減少症及び脳脊髄液漏出症そして低髄液圧症候群について
最も最新の情報とわかりやすい資料はこちら
Neurologia medico-chirurgica
vol.49, No7 ,JULY 2009
Spinal Cerebrospinal Fluid Leakage After Motor Vehicle Accident
-Two case Report-

Eiji Moriyama Hiroaki Terada and Shinichi Ishikawa


Department of Neurosurgery Natinal Hospital Organazation Fukuyama Medeical Center
脳脊髄液減少症データー集Vol.2
研究会全抄録と最新発表報告
監修 篠永正道・美馬達夫
編著 脳脊髄液減少症研究会
50名の医師の専門的なデーター集
低髄液圧性頭痛の診断と治療
篠永正道 日医雑誌 第136巻 第11号平成20年2月
Epidural Blood Patch Therapy for chronic Whiplash associated disorder
Shinichi Ishikawa MD
Masataka Yokoyama MD
Satoshi Mizobuchi MD
Hidenori Hashimoto MD
Eiji Moriyama MD
Kiyoshi Morita MD

International Anesthesia Research Society vol.105 NO3 September
CASE STUDIES FROM THE MAYO CLINIC
「Intracranial Hypotension Following Motor Vehicle Accident: An Overlooked cause of post-Traumatic Head and Neck pain」

 
Marc A Huntoon
James C.Watson
Departments of Anestesiology and Neurology Mayo Clicic College of Medicine Rochester Minnesota USA
Pain Practice Volume 7 Issue 1
2007 47-52
脳脊髄液減少症データー集Vol.1
研究会全抄録と最新発表報告
監修 篠永正道・美馬達夫
編著 脳脊髄液減少症研究会
31名の医師の専門的なデーター集
EUROPEAN JOURNAL OF MEDICAL RESEARCH
 
「CHRONIC HEADACHE AFTER CRANIO-CERVICAL TRAUMA -;
HYPOTHETICAL PATHOMECHANISM BASED UPON NEUROANATOMICAL
CONSIDERATIONS」
 
K. Takagi1, 7*, E. Bölke2*, M. Peiper3, M. van Griensven4, K. Orth5, J.-H. Son6, T. Ueno6, M. Oshima7
1Department of Neurosurgery, Fujita Health University, Japan, 2Department of Radiooncology, University of Düsseldorf, Germany,
3Department of Surgery, University of Düsseldorf, Germany, 4Ludwig Boltzmann Institute for Experimental and Clinical
Traumatology, Vienna, Austria; 5Department of Surgery, KH Emden, Germany 6Department of Neurosurgery Teikyo University
School of Medicine, Tokyo, Japan; 7Institute of Industrial Science, University of Tokyo, Japan
医学誌ペインクリニック2007.4VOL28.4
奈良県立医科大学麻酔科学教室 橋爪先生のチームが「当科で経験した特発性脳脊髄液減少症の5症例」と題して論文が記載されています。非常に興味深い内容であります。
脳脊髄液減少症ガイドライン2007

編著 脳脊髄液減少症ガイドライン作成委員会
国際医療福祉大学熱海病院
岡山大学大学院医薬学総合研究科
自治医科大学付属大宮医療センター
仙台医療センター
九州労災病院
明舞中央病院
山梨大学大学院医学工学総合研究部
高知医療センター
山王病院
福山医療センター
慢性疼痛第25巻第一号別冊
に きし整形外科内科の院長岸先生の論文がでました
 

4例の症例の報告が記載されてあります
からだの科学 250号

むち打ち症後遺症と脳脊髄液減少症
国際医療福祉大学付属熱海病院  篠永正道 教授

重要な論文が載っています。
2006.5(19巻 5号)

特集/低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)に関する最新動向


◆特集にあたって   阿部 俊昭
◆脳脊髄液減少症:疾患概念と病態に関する最新知見  喜多村 孝幸
◆脳脊髄液に関する基礎知識:産生,循環,吸収のメカニズム  安達 一英,他

各専門分野の立場からとらえる“脳脊髄液減少症”
◆“脳脊髄液減少症”:画像診断のポイント  小島 豊之,他
◆神経放射線科の立場からとらえる“脳脊髄液減少症”  柳下 章
◆脳脊髄液減少症―神経内科の立場から  大塚 美恵子
◆神経内科における低髄液圧症候群  加藤 博子,他
◆“低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)”―脳神経外科の立場から  登坂 雅彦,他
◆頭頸部外傷と脳髄脊髄液減少症(脳脊髄液減少症)  遠藤 健司,他
◆外傷性頸部症候群:“むち打ち損傷”に関する脊椎脊髄外科学的一見解  馬場 久敏
◆透視下硬膜外自家血注入法の実際  石川 慎一,他
◆座談会:低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)は本当に外傷により発生するのか?
 [司会]阿部 俊昭
 [出席]浜西 千秋/篠永 正道/土居 浩/喜多村 孝幸
2005.6 めまい 平衡医学第64巻3号 2005年6月 p164-165

「めまいと低髄液圧症候群」


山王病院脳神経外科部長
国際医療福祉大学臨床医学センター教授  美馬 達夫先生
2005.10 医学誌ペインクリニック VOL26. NO10

★講座 低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)

美馬 達夫 山王病院 脳神経外科 国際医療福祉大学臨床医学研究センター (p1403)

★低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)の画像診断

(p1413)
九州労災病院 脳神経外科 放射線科
竹下 岩男  大田 正流  空閑 玄明  松岡 士郎
大野 正人  渡辺 秀幸

2005.5JOURNAL of NEUROSURGERY 2005 MAY(5月)Volume102 (Neurosurgical forum) P964

EIJI・MORIYAMA.M.D
AYUMI NISHIDA.M.D
Natinal Hospital Organaization Fukuyama Medical Center

WOUTER I. SCHIEVINK M.D
M.MARCEL.MAYA.M.D
FRANKLEN MOSER.M.D

Cedars-Siinai Medical Center
Los Angeles Calfornia
2005.6Neuro-ophthanlmol 神経眼科 Vol22 56-60 2005
「低髄液圧症候群/脳脊髄液減少症」
篠永 正道 平塚共済病院
2004.9JOURNAL of NEUROSURGERY 9(SEPTEMBER)
VOL101 421-426 2004
Quantitative analysis of radioisotope cisternography in the diagnosis of intracranial hypotension
Eiji Moriyama, Tomoyuki Ogawa, Ayumi Nishida, Shinichi Ishikawa, and Hirochi Beck
2004.12
美馬 達夫先生(山王病院) 脳外科 「低髄液圧症候群の治療現場から」
石川 慎一先生(福山光南病院) 麻酔科「脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)における硬膜外自家血注入」
2004.5クリニカルニューロサイエンス 2004 vol.22 NO5
<画期的な医学論文>
国立病院東京災害医療センター 診療部脳神経外科
医療部長 高里 良男
2003.12.20「麻酔」2003年度12月号麻酔52巻 1305-1311
「硬膜外自己血注入が著功を示したバレー・リュー症候群の2症例」
 
石川 慎一  片山 大輔  高原 寛  古城 繁  守山 英二  橋本 秀則
 
この医学論文は日本麻酔科学会第50回学術集会2003 横浜において発表されています。
この論文のなかでもバレリュー症候群の中には低髄液圧症候群「髄液減少症」が含まれることが述べられている。
2003.12.1 遂に篠永医師と鈴木医師による「外傷性低髄液圧症候群(髄液減少症)の診断と治療」神経外傷学会発行 第26巻 第二号 98ページに論文が掲載されたお二人の気持ちがこもっている部分がある、5項の結語の4「外傷後の不定愁訴に対し安易に精神的因子や事故の補償問題に原因を求めることは慎むべきである。」
2003.8 新しい概念(外傷性)低髄液圧症候群の正式論文が麻酔科医学誌「ペインクリニック」VOL24 NO.8に掲載「外傷性低髄液圧症候群に対し自家血硬膜外注入を試みた3症例」





篠永教授が語る「低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)について」 低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)の現状&QandA慢性疲労症候群の件 事例1.奈良在住の米田さん RI脳槽シンチグラム検査の説明 事例2.東京在住の東條さん 篠永教授が語る「低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)Q&A」 低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)の治療を受けられる病院のリスト(DR.S勤務病院を含む)紹介状フォームはこちらから 篠永教授とのコンタクトを希望される各科医師、専門機関(医療関係)、メディアの方

篠永教授が語る「低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)について(2000.8.6現在)

まず解剖学的な背景ですが、脳脊髄は無色透明な脊髄液で満たされています。
脊髄液は脳室の脈絡叢で産生され、脳脊髄のクモ膜下腔を循環して脳の 上矢状静脈洞で吸収されます。健康成人では150ml位あり、1日の産生量は 500mlといわれています。横になっているときは一定の圧が保たれており5〜15cm水柱です。

低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)は脳脊髄液がどこからか漏れており大概は ピンホールの漏れですが、特に立っているときは絶えず漏れているために、 脊髄液量が減少し頭蓋内の圧が低下するために頭痛、嘔気、めまい、だるさ、 背中や首の痛みが強くなるとされています。

立位や座位で症状が悪化し横になると軽快すると報告されていますが、 すべての人にあてはまるわけではありません。

これまでは脳脊髄の手術後や腰椎麻酔のあとに出現する症状が知られていましたが、 最近は軽微は外傷後に低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)が出現することが注目されています。
まったく外傷がない人にも発症します。

鞭打ち症の後遺症としてこの疾患に注目しているのは小生がはじめてかもしれません。
1〜2年後の学会で発表し、論文にまとめるつもりです。
診断は造影MRIとRI脳槽シンチグラムです。
治療は、はっきり確立されたものはないのですが自家血硬膜外注入が安全で効果的なようです。
再発の可能性がないとはいえないのですが、血液が糊の役目を果たし一度塞がった孔は再開通することはないと思います。
ただしいくつも孔が開いているときは、一度ですべての孔が塞がらない可能性はあり、 何度か自家血注入をくりかえす必要があることもありえます。
この病気についてはまだ未知の部分が多く小生も患者さんから学んでいる段階です。

2001年11月21日現在、今社会で話題の慢性疲労症候群CFSもかなりの確立で 低髄液圧症候群と関連があるのではということがわかってきました。


<ある脳神経外科医の質問に答えて(2002.6.9)>
メール拝見いたしました。低髄液圧症候群について興味をおもちになっていただきとても嬉しく思います。
先生が抱いておられる疑問は実は小生も長い間抱いておりました。

これまでに80人以上の低髄液圧症候群の患者さんを診ておりますが、 これまで報告された特発性低髄液圧症候群(SIH)とはいくつかの点で際立って異なっております。
第一は腰椎穿刺で測定した脊髄液圧が必ずしも正常を下回っていない点です。
6割くらいが正常範囲内の圧でした。人によっては数回測定するとその都度かなり異なることがありました。
第二はRI cisternographyでみると漏出部位は腰椎が圧倒的に多い点です。
これまでのSIHの報告は頚椎胸椎が大部分です。
症状の点では一時期は起立性頭痛があるのですが長期にわたると体位による変動はすくなく 常に頭痛、めまい、頚部痛、倦怠感、集中力低下などがみられることです。
特に異常な倦怠感や集中力低下はかなり共通した症状です。めまい耳鳴り、視力低下は かなり多い症状です。ただし夕方調子が悪いと訴える患者さんが多いようです。

先生が心配されるようにRI検査後頭痛が強くなる患者さんがおられます。
もともと脊髄液量が少ないため安全域が狭いのだろうとかんがえています。
このような患者さんにブラッドパッチを行うと著効します。
治療について、初めの20例くらいは点滴と安静で経過をみましたが効果が乏しいため ブラッドパッチを初めから奨めています。
2年以上症状が続く患者さんはどうも点滴安静だけでは治療効果がえられないようです。

検査について、初めの70例は確信を得るため(私自身はじめは低髄液圧症候群の診断に 懐疑的でしたので)RI cisternographyをおこないましたが最近はGd脳MRIに所見があれば 治療することにしています。ただしMRIは正常と異常の境界が判然としないため診断が保留される こともあります。その点ではNPHに似ているとおもいます。

ブラッドパッチを診断的治療にもちいることも必要とかんがえています。
ブラッドパッチは注意して行えば全く安全な治療法です。
ブラッドパッチで軽快せず、direct operationになった例はまだありません。
2例ほどCTミエロで明らかな憩室があったのですがこれもブラッドパッチで症状が改善しました。

ニュースステーションで放映されてから全国から数百の電話やメールの問い合わせが殺到しています。
多くの病院で少なくとも造影脳MRI検査を行っていただき低髄液圧症候群の可能性があれば 治療を行っていただければありがたいのですが。

Wolff's Headache 7th ed にMayoのBahram Mokriが低髄液圧症候群について 詳しく述べていますが彼は低髄液圧症候群の名称が間違いでcerebrospinal fluid volume depletionという病名を提唱しているのですが全く同感です。
バレリュー症状を呈する先生の患者さんに低髄液圧症候群の検査を行っていただき、 所見が得られればブラッドパッチをぜひ試みてください。

脳神経外科
篠永教授


篠永教授

過去行われた医学会各学会での脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)の演目

■ シンポジウム 脳脊髄液減少症■
 
座長:高安 正和 愛知医科大学脳神経外科
喜多村孝幸 日本医科大学脳神経外科
 
2J-S17-01 脳脊髄液漏出症診断におけるCT脊髄造影とRI脳
槽シンチの比較
守山 英二 福山医療センター脳神経外科
 
2J-S17-02 脳槽シンチグラフィー後の穿刺後髄液漏評価と
ブラッドパッチ療法の効果について
西尾  実 名古屋市立大学医学部脳神経外科
 
2J-S17-03 人工髄液髄注による脳脊髄液減少症の治療
篠永 正道 国際医療福祉大学熱海病院脳神経外科
 
2J-S17-04 小児期に発症した脳脊髄液減少症56例の検討
−病態と治療法−
高橋 浩一 山王病院脳神経外科
 
2J-S17-05 特発性低髄液圧症候群の臨床的特徴に関する検討
竹内 信泰 山梨大学医学部脳神経外科
 
2J-S17-06 脳脊髄液漏出症診療ガイドライン
嘉山 孝正 山形大学医学部脳神経外
 
多いに盛り上げましょう このシンポジウム


11月28日29日 2009年 頭痛学会が開催されました。
また去年より 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)の演題が増えました 一気に増えたと言っていいだろう。
 
2009年11月28日(土)〜 29日(日)
 
宇都宮東武ホテルグランデ  (〒320-0033 栃木県宇都宮市本町5-12 TEL:028-627-0111)
 
O1-A-02 「学校と連携した頭痛診療について(第3 報)」
熊本市民病院神経内科1)、山都町立蘇陽病院2)、埼玉医大神経内科3)、
熊本大学精神神経科4)、益城病院子ども心療科5)
光藤尚1)、山本文夫1)、伊藤康幸1)、橋本洋一郎1)、大城一2)、水本誠一2)、
海江田保彦5)、弟子丸元紀4)、荒木信夫3)
 
S1-1 「低髄液圧症候群」
日本医科大学脳神経外科
喜多村孝幸
 
一般演題18 16:40〜17:30
「低髄圧による頭痛@」
座長:中尾哲(中尾クリニック)
O1-D-20 「巨大頸胸椎硬膜外くも膜嚢胞による慢性頭痛」
亀田メディカルセンター神経内科
福武敏夫
 
O1-D-21 「症例報告:脳脊髄液減少症に対し生理的食塩水硬膜外注入が奏効した2 症例」
名古屋第二赤十字病院麻酔科
石田進
 
O1-D-22 「小児の脳脊髄液減少症9 例の脳槽シンチグラフィー所見」
京都府立医科大学小児科
西村陽、千代延友裕、森本昌史、細井創
 
O1-D-23 「両側慢性硬膜下血腫を合併した特発性脳脊髄液減少症に対する治療」
 
おさか脳神経外科病院脳神経外科
苧坂直博、林直樹、貞廣茂樹、大山英郎、苧坂邦彦
 
O1-D-24 「慢性連日性頭痛と脳脊髄液減少症」
国際医療福祉大学熱海病院脳神経外科
篠永正道、原田俊一
 
O1-D-25 「脳脊髄液減少症の後頸部痛の検討」
熊本市民病院神経内科1)、熊本市民病院麻酔科2)、
埼玉医科大学神経内科・脳卒中内科3)、熊本大学神経内科4)
光藤尚1)、山本文夫1)、伊藤康幸1)、橋本洋一郎1)、増田和之2)、橋口清明2)、
満瀬哲郎2)、荒木信夫3)、平野照之4)、内野誠4)
 
「低髄圧による頭痛A」
座長:鈴木倫保(山口大学医学部脳神経外科)
 
O1-D-26 「当初緊張型頭痛と考えられた髄液減少症候群の1 例」
東京都立墨東病院脳神経外科
花川一郎、平岡史大、柳橋万隆、中村安伸、村尾昌彦、井手隆文
 
O1-D-27 「腰椎硬膜外ブロック後に脳脊髄液減少症と気脳症を発症した片頭痛罹患者の1 例」
東邦大学医療センター大森病院神経内科
岩本康之介、村田貴代子、池田憲、仲村敬和、永田梨耶、佐藤龍太、関根世師、
川瀬裕士、狩野修、岩崎泰雄
 
O1-D-28 「EBP で自家血がクモ膜下腔に拡散した低髄液圧症候群の1 症例」
川崎医科大学脳神経外科
横須賀公彦、藤原敏孝、戸井宏行、松崎和仁、松原俊二、平野一宏、鈴木康夫、
宇野昌明
 
O1-D-29 「臨床症状と脳MRI 所見が解離した脳脊髄液減少症」
北海道大学神経内科
松島理明、西村洋昭、佐久嶋研、秋本幸子、新野正明、矢部一郎、佐々木秀直
 
O1-D-30 「低髄圧性頭痛を持ち、その後に両側慢性硬膜下血腫を発症した1 例」
山口大学医学部脳神経外科
野村貞宏、前田佳彦、米田浩、末廣栄一、鈴木倫保

 


2009年10月14日〜16日
東京 京王プラザ

[1O-DP021-01]外傷性脳脊髄液減少症の診断と治療 [ 1日目 10月14日(水) O会場 > (14:00〜15:00)
 [ 1O-DP021 ] デジタルポスター 脳脊髄液減少症 ]
[1O-DP021-02]脳脊髄液減少症における脳槽シンチグラフィーRI残存率の評価 [ 1日目 10月14日(水) O会場 > (14:00〜15:00)
 [ 1O-DP021 ] デジタルポスター 脳脊髄液減少症 ]
[1O-DP021-03]脳脊髄液減少症における脊髄MRIの診断的意義 [ 1日目 10月14日(水) O会場 > (14:00〜15:00)
 [ 1O-DP021 ] デジタルポスター 脳脊髄液減少症 ]
[1O-DP021-06]慢性硬膜下血腫を伴った特発性脳脊髄液減少症の3例 [ 1日目 10月14日(水) O会場 > (14:00〜15:00)
 [ 1O-DP021 ] デジタルポスター 脳脊髄液減少症 ]
[1O-DP021-08]若年者の外傷後慢性頭痛(脳脊髄液減少症)に対する硬膜外自己血中流療法 [ 1日目 10月14日(水) O会場 > (14:00〜15:00)
 [ 1O-DP021 ] デジタルポスター 脳脊髄液減少症 ]

[3C-S20-04]脳脊髄液減少症の診断 [ 3日目 10月16日(金) C会場 > (13:10〜14:40)
 [ 3C-S20 ] シンポジウム20 脳神経外科における頭痛の診断 ]


P1-L-06 硬膜下血腫が再発する脳脊髄液減少症に対してブラッドパッチを施行した2例
日本赤十字和歌山医療センター麻酔科 

P1-L-07 CT脊椎造影で確定診断された特発性脳脊髄液減少症の脊椎MRIの検討
奈良県立医科大学
P1-L-08 硬膜外自家血パッチが奏効した脳脊髄液減少症の3例
ハートライフ病院麻酔科
P1-L-09 硬膜外自家血パッチが奏効した脳脊髄液減少症の3例
岡山大学病院麻酔科蘇生科 福山光南病院
P1-L-10 硬膜外自己血注入療法における透視下での注入自己血の分布確認の有用性
岡山大学病院麻酔科蘇生科
P1-L-11 2回目の脳層シンチグラフィーで髄液漏出像を検出しえた外傷性低髄液圧症候群
鹿児島共済会南風病院ペインクリニック



A会場(県民会館大ホール)10月2日
シンポジウム8:30,〜10:30
2A-S05 脳脊髄液減少症研究の現況
座長:吉峰 俊樹 大阪大学
佐藤 慎哉 山形大学
2A-S05-01 脳脊髄液減少症の症候学
喜多村孝幸 日本医科大学
2A-S05-02 脳脊髄液減少症の画像
西尾  実 名古屋市立大学
2A-S05-03 脳脊髄液減少症の画像診断指針の策定について
畑澤  順 大阪大学大学院医学系研究科 核医学講座
2A-S05-04 外傷性脳脊髄液減少症の治療経験
堀越  徹 山梨大学
2A-S05-05 脳脊髄液減少症の治療
篠永 正道 国際医療福祉大学熱海病院
2A-S05-06 脳脊髄液減少症と低髄液圧症候群の概念:overview
吉本 智信 公立学校共済関東中央病院

J会場(県民会館特設会場)
ポスター15:00?16:15
2J-04-P55 脳脊髄液減少症
座長:堀越  徹 山梨大学
2J-04-P55-01 脳脊髄液減少症患者の髄液漏出部位の同定に
おけるCTミエログラフィーの有用性
寺尾  亨 東京都立神経病院
2J-04-P55-02 Diffuse pachymeningeal hyper intensity on FLAIR:
特発性低髄液症の最新MR所見
登坂 雅彦 群馬大学
2J-04-P55-03 外傷後脳脊髄液減少症の診断および治療の問題点
戸田 茂樹 日本医科大学
2J-04-P55-04 外傷性脳脊髄液減少症と特発性低髄液圧症候群
と頸椎外傷群の比較
鈴木 晋介 仙台医療センター
2J-04-P55-05 特発性脳脊髄液減少症における
“ブラッドパッチ3 ヵ所法”の有用性の検討
藤巻 広也 前橋赤十字病院
2J-04-P55-06 特発性頭蓋内圧亢進症の3症例
相島  薫 群馬大学
2J-04-P55-07 外傷性低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)に
おける頭蓋内圧について
高木  清 医療法人社団誠高会おおたかの森病院
2日木
222
2J-04-P55-08 脳脊髄液減少症における髄液漏出の病態解析
竹下 岩男 九州労災病院
2J-04-P55-09 脳槽シンチおよび血中、尿中RIカウントによる
髄液減少症の診断
眞鍋 博明 松山市民病院
2J-04-P55-10 脳槽シンチグラフィーで脊髄髄液漏の診断に
苦慮する画像を呈した症例の解析
不破  功 荒尾市民病院


10月3日
C会場(県民会館第2会議室)
一般口演15:00〜16:00
3C-O24 脳脊髄液減少症
座長:鈴木 晋介 仙台医療センター
3C-O24-01 外傷性脳脊髄液減少症の治療経験
寺田 洋明 福山医療センター
3C-O24-02 RI検査からみた脳脊髄液減少症に対する
Epidural blood patchの影響
眞島  静 福田脳神経外科病院
3C-O24-03 硬膜下血腫を合併した脳脊髄液減少症の治療法の検討
桝田 博之 東邦大学医療センター大森病院
3C-O24-04 小児期に発症した脳脊髄液減少症
?発症原因と臨床像?
高橋 浩一 山王病院
3C-O24-05 脳脊髄液減少症研究の現況
朝本 俊司 国際医療福祉大学三田病院
3C-O24-06 当院における思春期脳脊髄液減少症の治療経験
前田 憲幸 社会保険中京病院


2008年7月19日
第42回ペインクリニック総会
福岡国際会議場
■シンポジウム1−2 【脳脊髄液減少症】
【脳脊髄液減少症 -座長の言葉-】 
 廣田 和美(弘前大学大学院医学研究科 麻酔科学講座)
【脳脊髄液減少症の診断と治療】 
 益山 隆志(鹿児島共済会南風病院 ペインクリニック科)
【脳脊髄液減少症の診断と治療および問題点】 
 石川 慎一(岡山大学病院 麻酔科蘇生科ペインセンター)
【当院における脳脊髄液減少症診療方針の検討】 
 上野 博司(京都府立医科大学 麻酔科学教室)



「脳脊髄液減少症」シンポジウム
4月25日(金)26日(土) 第1会場 13:30〜15:10
座長 阿部 俊昭 東京慈恵会医科大学 脳神経外科
有賀 徹 昭和大学医学部 救急医学
演者  篠永 正道 国際医療福祉大学熱海病院 脳神経外科
堀越 徹 山梨大学医学部 脳神経外科
島 克司 防衛医科大学 脳神経外科
川又 達朗 日本大学医学部 脳神経外科
馬場 久敏 福井大学医学部 整形外科
井田 正博  都立荏原病院 放射線科


第6回脳脊髄液減少症研究会
開催日

 平成 20 年 2 月 17 日 (日曜)

時間

 午前 9 時 00 分開始

会場

 日本メジフィジックス東京本部大会議室

プログラム 開会の辞 会長挨拶 鈴木 晋介

午前9時 セッション1 診断: 座長 美馬 達夫、守山英二 午前9時05分?9時45分
1. 特発性低髄液圧症候群 (脳脊髄液減少症) 患者の髄液漏出部位の同定におけるCTミエログラフィーの有用性
東京都立神経病院 脳神経外科1) ,同麻酔科2) 寺尾 亨1) ,谷口 真1), 磯尾 綾子2), 高橋 宏1), 井出 勝久1), 中内 淳1),山崎 隆史 2)

2. 脳槽シンチグラフィーにおいて硬膜嚢からの漏出像を認めない症例についての検討
荒尾市民病院 脳神経外科1)、神経放射線科2) 不破 功1)、植川 顕1)、前原史明2)

3. RI脳槽シンチグラフィーの偽陰性を疑っている症例
中村記念病院 脳神経外科 安斉 公雄、 中村 博彦

4. RI脳槽シンチのRI残存率評価法について
―前後像と後前像の平均とすべきか、後前像のみとすべきかー
山王病院 脳神経外科 高橋 浩一、美馬 達夫

5. 脳脊髄液漏出検索におけるCTミエログラフィーの有用性
角谷整形外科病院 麻酔科 太田 又夫

セッション2 病態について:座長 篠永正道、 堀越 徹 午前9時50分?10時54分
6. 外傷性脳脊髄液減少症の周辺: 胸郭出口症候群の合併について
国立病院機構福山医療センター 脳神経外科1)、福山光南病院 麻酔科2) 守山 英二1)、寺田 洋明1)、石川 慎一2)

7. 外傷性低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)超急性期の脳脊髄液圧は低いか?
医療法人社団誠高会 おおたかの森病院 脳神経外科 高木 清

8. 重症度のより高い頭頚部外傷が脳脊髄液減少症の原因に成り難い理由について
― 無症候性脊髄急性硬膜外血腫の1例 ― 大分県立病院 脳神経外科 永井 康之、佐藤 恭一、吉岡 進

9. 特発性脳脊髄液減少症と外傷性脳脊髄液減少症の症状比較 岡山大学麻酔科蘇生科ペインセンター1、福山光南病院 麻酔科2、福山医療センター 3 石川 慎一1,2,友塚 直人2,溝渕 知司1,守山 英二3,西江 宏行1,佐藤 健治1,橋本 秀則2,森田 潔1

10. 低髄液圧症候群における視神経鞘径の検討。

山梨大学医学部 脳神経外科 渡辺 新、堀越 徹、内田 幹人、木内 博之

11. 低髄液圧症候群の諸症状とブラッドパッチ前後におけるRI脳槽シンチとの相関性
九州労災病院 脳神経外科 竹下 岩男、濱村 威、久田 圭

12. シャント機能不全により拡張した内椎骨静脈叢の圧迫により脊髄症を呈した一例
国立循環器病センター 脳神経外科 西田武生 高田英和 飯原弘二 宮本享

13. 記銘力障害を訴えた脳脊髄液減少症例の脳SPECT所見
明舞中央病院 脳神経外科 中川紀充 セッション3 脳脊髄液減少症の治療の工夫・副作用 座長 溝渕雅之、西尾 実 午前10時54分?11時58分

14. 文献上ブラッドパッチの副作用と当科の現状
仙台医療センター 脳神経外科 鈴木 晋介、宇都宮 昭裕、上之原 広司

15. 頸胸髄脊髄空洞症を生じた外傷性低髄液圧症候群に対し直達術が著効した1例
太田記念病院 脳神経外科 大隣 辰哉

16. ブラッドパッチ後の複合性局所疼痛症候群
東京都保健医療公社 大久保病院 脳神経外科1)、神経内科2) 及川 明博1)、武田 直人1)、佐々木 久里1)、原 由紀子2)

17. SIHに合併したCSH 6症例の治療経験
仙台医療センター 脳神経外科 奥山 洋信、鈴木 晋介、宇都宮 昭裕、上之原 広司

18. 頻回のブラッドパッチにもかかわらず髄液漏出が持続した脳脊髄液減少症例に対する血液凝固第13因子製剤の使用経験
国際医療福祉大学熱海病院 脳神経外科 篠永 正道

19. 脳脊髄液減少症における線維筋痛症とchronic widespread painの割合
廿日市記念病院リハビリテーション科1) 、福山光南病院麻酔科2) 戸田 克広1)、石川 慎一

20. 硬膜外自己血注入の稀な合併症:皮膚膨隆について 高知県・高知市病院企業団立 高知医療センター 脳神経外科 溝渕 雅之

21. 脳脊髄液減少症の症状緩和に効果のある内服薬について 高知県・高知市病院企業団立 高知医療センター 脳神経外科 溝渕 雅之
セッション4 問題点・その他 座長 石川慎一、岩下岩男 午前11時58分?午後0時30分

22. 3者からの脳脊髄液減少症に関する見解の社会的な問題性
山王病院 脳神経外科 美馬達夫
23. 当院の低髄液圧症外来における患者分析
山形県立中央病院 脳神経外科 源甲斐 信行、神保 康志、菅井 努、熊谷 孝、井上 明、武田憲夫

24. 脳槽シンチグラフィーによるブラッドパッチ療法の評価と穿刺部漏出の検討
名古屋市立大学大学院医学研究科 脳神経外科学 西尾 実、 山田 和雄

25. 頚椎捻挫症例における脳脊髄液減少症の割合の検討 岡山大学 麻酔科蘇生科ペインセンター1、福山光南病院 麻酔科2、福山医療センター3 石川 慎一1,2,友塚 直人2,溝渕 知司1,西江 宏行1,佐藤 健治1,守山 英二3,橋本 秀則2,森田 潔1

昼食: 午後0時30分?午後1時00分 世話人会: 午後0時30分?午後0時55分 特別講演: 座長 鈴木 晋介 午後1時00分?午後2時00分 脳脊髄液減少症ガイドライン2007を巡る問題点 公立学校共済組合 関東中央病院 脳神経外科 吉本 智信先生 コーヒーブレイク 午後2時00分?午後2時10分 セッション5 小児・学童期症例:座長 中川紀充、 鈴木伸一 午後2時10分?2時50分

26. 未就学〜学童期の脳脊髄液減少症
市立小樽第二病院 脳神経外科1), 北海道立子ども総合医療・療育センター2) 高橋 明弘1)、越智 さと2)

27. 小児期脳脊髄液減少症の治療経験−不登校に関連して−
社会保険中京病院 脳神経外科 池田 公、前田 憲幸、杉田 竜太郎、竹本 将也、河村 彰乃 渋谷 正人

28. 小児脳脊髄液減少症の病態
国際医療福祉大学熱海病院 脳神経外科 篠永 正道

29. 小児期に発症した脳脊髄液減少症
―発症から診断、治療に至る期間が影響を与える予後についての検討― 山王病院 脳神経外科 高橋 浩一、美馬 達夫

30. 当科の小児・学童期症例の検討
仙台医療センター 脳神経外科 鈴木 晋介、宇都宮 昭裕、上之原 広司 謝辞 会長 鈴木晋介、 次期会長挨拶 午後3時終了


第35回日本頭痛学界総会

脳脊髄液(1) 9:40 〜10:12
座長: 篠永 正道(国際福祉医療大学熱海病院脳神経外科)

10-B-06 ウイルス性髄膜炎の合併を契機に症状が消失した特発性低髄圧症候群の1例
池田 尚人(昭和大学横浜市北部病院 脳神経外科)
10-B-07 硬膜下血腫を伴う特発性脳脊髄液減少患者に対する治療
柳下 美登里(東海大学医学部 脳神経外科)
10-B-08 外傷性脳脊髄液減少症に対する硬膜外自家血注入療法
高橋 明弘(市立小樽第二病院 脳神経外科)
10-B-09 脳脊髄液減少症の起立性頭痛軽快後に硬膜下血腫を来した2例
島谷 佳光(中村記念病院 神経内科)
脳脊髄液圧(2) 10:12〜10:36
座長: 喜多村孝幸(日本医科大学脳神経外科)

10-B-10 一過性にMRI上の異常を伴う頭痛がみられた乳癌患者の1例
木下 郁夫(日本赤十字社長崎原爆病院 内科)
10-B-11 症状に変化を認め、脳脊髄液減少症と思われた左頭蓋内内頚動脈狭窄症の1例
浅野 修一郎(帝京大学ちば総合医療センター 脳神経外科)
10-B-12 小児の脳脊髄液減少症
篠永 正道(国際医療福祉大学熱海病院 脳神経外科)

第66回社団法人脳神経外科学会総会

会長: 堀 智勝
(東京女子医科大学 脳神経外科 教授)
会期: 2007年(平成19年)10月3日(水)、4日(木)、5日(金)
会場: グランドプリンスホテル新高輪
(旧:新高輪プリンスホテル)
〒108-8612 東京都港区高輪3−13−1
主題: 脳神経外科スタンダード

脳脊髄液減少症ポスターが10件ほど発表されました。



http://www.i-h-s.org/
国際頭痛学会が6月28日〜7月1日 スウェーデン ストックホルムで開催され 日本からは5題のエントリーがありました。 内2演題が国際医療福祉大学付属熱海病院 篠永教授のポスターであり 大反響があったそうです。


日本ペインクリニック学会第41回大会
The 41st Annual Meeting of the Japan Society of Pain Clinicians
テーマ:安全確実な痛み治療の進歩を目指して
会期:2007年7月5日(木)〜7日(土)
(7月5日はリフレッシャーコース)
会場:パシフィコ横浜 会議センター
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい一丁目1番1号
会長:増田 豊(昭和大学医学部麻酔科学講座)
 

第41回ペインクリニック学会総会が今日より開始されます
教育講演
 
ES-3 低脳脊髄圧症候群
演者: 米良 仁志(東京都保健医療公社荏原病院麻酔科)
座長: 土居  浩(東京都保健医療公社荏原病院脳神経外科)
 
また脳脊髄液減少症の演題が11演題あり それぞれ意見が活発に交換されました。 ペインクリニック学会は毎年演題が増えているようです。


2007年5月26日(土曜日) 午後5時神戸国際会議場にて
 
第80回整形外科学会総会にてシンポジウムにて
サテライト
パネルディスカッションが開催されました
「交通事故による運動器傷害と自賠責保険」
国際医療福祉大学附属熱海病院 篠永教授等が参加されました。


第34回日本頭痛学会総会

 日本頭痛学会10周年
 会 長: 中島 健二
テーマ: 頭痛の研究と医療:新たな展開
開催期日: 2006年11月24日(金)〜25日(土) 
 24日午前9時10分 開会
 25日午後1時15分 閉会
開催場所: 米子コンベンションセンター(BigShip)


シンポジウム2 : 11月25日(土) 10:10〜11:00

Debate:低髄液圧性頭痛の診断と治療効果について

座長: 間中信也(温知会間中病院)
Pro: 脳脊髄液減少による頭痛の診断とブラッドパッチ治療の効果について 篠永正道 (国際医療福祉大・熱海病院)
Con: 低髄液圧性頭痛−神経内科の立場から− 寺本純  (寺本神経内科クリニック)
指定発言: 低髄液圧性頭痛の診断と治療の問題点 喜多村孝幸 (日本医大)
11月24日(金) 9:46〜

B会場
低髄液圧症候群(1) 4題
演題番号
演者 所属 演題

B-24-05
岩下 成人
滋賀医科大学付属病院 麻酔科 ペインクリニックセンター
低髄圧症候群(脳脊髄液減少症)に対する硬膜外自己血注入の治療経験

B-24-06
川井 元晴
山口大学 大学院 医学系研究科 神経内科
脳脊髄液減少症に伴う頭痛の臨床的検討

B-24-07
有山 淳
市立砺波総合病院 麻酔科・ペインクリニック科
硬膜穿刺後頭痛を疑った内視鏡下子宮摘出術後に生じた頭痛の一症例

B-24-08
高橋 明弘
時計台記念病院 脳神経外科
脳脊髄液減少症(外傷後)のMRI所見

11月25日(土) 11:00〜
B会場
低髄液圧症候群(2) 4題
演題番号
演者 所属 演題

B-25-07
木下 郁夫
日本赤十字社長崎原爆病院 内科
経過中に前兆を伴う片頭痛が出現した硬膜穿刺後頭痛の1例

B-25-08
須田 謙史
京都大学 医学部 神経内科
上位頚椎レベルより髄液漏を来たした低髄液圧症候群の一症例

B-25-09
西尾 実
名古屋市立大学大学院 医学研究科 脳神経外科学教室
低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)に対する当院における治療の現状と問題点

B-25-10
田路 浩正
中国労災病院 神経内科
硬膜外自己血パッチ後に意識障害を来した脳脊髄液減少症の1例

11月25日(土) 11:32〜
B会場
低髄液圧症候群(3) 3題
演題番号
演者 所属 演題

B-25-11
今村 純一
国立病院機構 鹿児島医療センター 脳神経外科
EBP治療後に脊髄腫大の軽快した特発性低髄液圧症候群の一例

B-25-12
村田 貴弘
伊那中央病院 脳神経外科
MR myelographyが特発性低髄液圧症候群の診断・治療評価に有用であった一例

B-25-13
石川 慎一
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 生体制御科学専攻 機能制御学講座 麻酔・蘇生学分野
外傷性脳脊髄液減少症の特徴的所見の検討

10月18日〜20日国立京都国際会館

19日ポスター「脳脊髄液減少症」 15:00-16:25
脳脊髄液減少症
座長:喜多村孝幸( 日本医科大学)
2P-321 415症例の低髄液圧症候群治療から見えてきたこと
美馬 達夫( 山王病院 脳神経外科
 
2P-322 脳脊髄液減少症の診断とその問題点
北川  亮( 日本医科大学 脳神経外科)
2P-323 外傷性脳脊髄液減少症の診断と治療
守山 英二( 国立病院機構)
2P-324 追突事故後の慢性頭痛の発症メカニズムに関する仮説と
臨床例による検証
高木  清( 藤田保健衛生大学 医学部 脳神経外科)
2P-325 若年者における低髄液圧症候群についての検討
不破  功( 荒尾市民病院)
2P-326 脳槽シンチグラフィーにおけるトレーサークリアランス
と年齢
浅利 泰広( 加納岩総合病院 脳神経外科)
2P-327 髄液漏出症における脊髄MRI所見
渡辺  新( 山梨大学 医学部 脳神経外科)
2P-328 低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)におけるRI脳槽造
影所見の検討
高梨 成彦( 帝京大学 医学部 脳神経外科)
2P-329 硬膜外生食注入による脳脊髄液減少症の機能的診断
及川 明博( 財団法人東京都保健医療公社
大久保病院 脳神経外科)

20日Room A
学術委員会企画2 10:30-11:50
脳脊髄液減少症の現状と問題点解明に向けて
座長:嘉山 孝正( 山形大学)
   山田 和雄( 名古屋市立大学)
パネリスト 病態と治療法
篠永 正道( 国際医療福祉大学附属熱海病院)
 
パネリスト  低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症候群)に対する当院
での取り組みと問題点
西尾  実( 名古屋市立大学大学院 医学研究科 社会復
帰医学講座 神経機能回復学分野(脳神経
外科))
 
パネリスト 日本神経外傷学会から
島  克司( 防衛医科大学校)
 
パネリスト ガイドライン作成に向けて
喜多村孝幸( 日本医科大学)
 
コメンテーター 治療適応について
鈴木 晋介( 国立病院機構仙台医療センター)
 
コメンテーター 患者の立場から
中井  宏( NPO法人鞭打ち患者支援協会代表理事)

The International Anesthesia Research Society 
IARS 80th Clinical & Scientific Congress. March 24-28, 2006. Hyatt Regency - San Francisco Embarcadero Center. San Francisco, California
アメリカ サンフランシスコ カリフォルニア 第80回の総会が
Meeting Dates: March 24-28, 2006 Exhibit Dates: March 25-27
2006年3月24〜28日まで開催されました。
 
日本からは福山光南病院の石川先生が出席されました
演題目は題名は「Epidural blood Patch for chronic associated disorder」
大変な反響があったようです。



第12回世界頭痛学会
2005年10月9−12日 京都
脳脊髄液減少症の演題が4題でました。
Poster Session 2-1
Secondary headache T001 - T017

Poster Session 2-2
The neck and headache K001 - K017




第64回日本脳神経外科学会総会
2005年10月5〜10月7日 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1
パシフィコ横浜にて開催されました。
脳脊髄液減少症のセッションが設けられ、8題がエントリーされました。

F02214-P 脊髄 脊髄疾患9
座長 今栄 信治(和歌山県立医科大学)

F02214-P-1 脳脊髄液減少症と脳血管障害との鑑別
竹下 岩男(九州労災病院 脳神経外科)

F02214-P-2 特発性低髄液圧症候群の診断における定量的脳槽シンチグラフィティーの有用性
金 太一(東京厚生年金病院 脳神経外科)

F02214-P-3 低髄液圧症候群(髄液漏出症)のRI脳槽造影所見
白水 牧子(帝京大学医学部脳神経外科)

F02214-P-4 脳脊髄液減少症診断における硬膜外生食注入試験の意義
及川 明博(財団法人 東京都保健医療公社 大久保病院 脳神経外科)

F02214-P-5 脳脊髄液減少症の診断と治療
篠永 正道(国際医療福祉大学附属熱海病院 脳神経外科)

F02214-P-6 低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)に対する診断と治療
西尾 実(名古屋市立大学 医学部 脳神経外科学級室)

F02214-P-7 外傷性脳脊髄液減少症
守山 英二(福山医療センター 脳神経外科)


第11回世界疼痛学会
オーストラリア シドニーにおいて2005年8月21〜26日の間
11th World Congress on Pain
August 21-26, 2005
「脳脊髄液減少症勉強会」のメンバー 石川 慎一麻酔科医が学術発表され、
大反響で諸外国のドクターから予定されている質問時間を大幅に超える多数の
質問があったとのことです。

Sydney Convention and Exhibition Centre
Darling Harbour, Sydney, Australia   
http://www.iasp-pain.org/05Cong.html



日本ペインクリニック総会 第39回大会
http://www.congre.co.jp/2005jspc/data/title.html
日本ペインクリニック総会 第39回大会
2005年7月28・29・30日栃木県総合センター
低髄液圧症候群

2-B-236 特発性低髄液圧症候群に対し頚部硬膜外自己血パッチをおこなった一症例
      大阪医科大学麻酔科教室

2-8-237 硬膜外血腫を合併した特発性低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)の2症例
      奈良県立医科大学麻酔科教室

2-B-238 当院における硬膜外自家血パッチ術の試行経験
      松江市立病院麻酔科

2-B-239 当院における低髄液圧症候群の診断と治療の現況
      新潟大学医学部麻酔科教室

2-B-240 慢性鞭打ち関連障害と外傷性髄液漏(脳脊髄液減少症)
      福山光南病院麻酔科

2-B-241 特発性低髄液圧症候群に対して3度の硬膜外自家血パッチが有効であった1症例
      東京医科大学八王子医療センター麻酔科
脳脊髄液減少症の関連演題が6題でました。


第27回日本疼痛学会 栃木県総合文化センター
・日時:平成17年7月27日(水)
 栃木県総合文化センター
 http://toutsu05.umin.jp/




http://med-gakkai.com/cnsci28/

2005/3/18〜3/19
香川 高松にて

プログラム 第1日
シンポジウム4 9:00〜10:30
特発性低髄液圧症とその周辺疾患
座長:斉藤 延人(群馬大学 医学部 脳神経外科)
   喜多村 孝幸(日本医科大学 脳神経外科)
1211 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群):特発性と外傷性の画像所見の違い
    国立病院機構 福山医療センター 脳神経外科  守山 英二

1212 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)診断におけるMRミエログラフィの有用性と問題点
    明舞中央病院 脳神経外科  中川 紀充

1213 特発性低髄液圧症の臨床像と画像診断
    群馬大学大学院 医学系研究科 脳脊髄病態外科学 放射線科  登坂 雅彦

1214 脳脊髄液減少症におけるRI脳槽造影、頭部MRI、3次元MR腰椎ミエログラフィー
    九州労災病院 脳神経外科  竹下 岩男

1215 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)の脳MRI所見
    平塚共済病院 脳神経外科  篠永 正道

1216 脳脊髄液減少症の診断と治療の現状 Diagnosis and therapy of CSF hypovolemia
    日本医科大学 脳神経外科  喜多村 孝幸

低髄液圧症(1)
座長:原 充弘(大阪市立大学 脳神経外科)
   横田 晃(産業医科大学 脳神経外科)
1415 特発性低髄液圧症における髄液漏出部位診断の検討
    都立荏原病院 脳神経外科  土居 浩

1416 低髄圧症候群自験例の臨床・画像的検討
    虎の門病院 神経内科  吉村 まどか

1417 外傷後の低髄液圧症候群いわゆる脳脊髄液減少症の画像診断
    国立病院機構 仙台医療センター 脳神経外科  鈴木 晋介

1418 CSF hypovolemiaに脊髄ミエログラフィーは有効か?
    近畿大学 医学部 附属病院 脳神経外科  眞島 静

1419 Dynamic RI cisternographyによる慢性髄液漏出の評価の試み
    山梨大学 医学部 脳神経外科  堀越 徹

低髄液圧症(2)
1420 特発性低髄液圧症候群の画像による診断と治療評価
    長岡赤十字病院 脳神経外科  小林 勉

1421 低髄液圧症候群の画像診断、治療、治療成績、問題点について
    東海大学 医学部 脳神経外科  石坂 秀夫

1422 特発性低髄圧症候群の診断におけるMRIとRIの有用性について
    日本医科大学 脳神経外科 戸田 茂樹

1423 低髄液圧症候群の2例
    国立病院機構 災害医療センター 脳神経外科  山本 崇裕

低髄液圧症(3)
1425 慢性硬膜下血腫を合併した低髄液圧症候群の2症例
    せんぽ東京高輪病院 脳神経外科  日山 博文

1426 意識障害をきたした特発性低頭蓋内圧症候群の一例
    名古屋第一赤十字病院 脳神経外科  内藤 丈裕

1427 腰椎MRIで髄液腔の著明な縮小がみられた特発性低髄液圧症
    日本大学練馬光が丘病院 神経内科  大石 実

1428 特発性脊髄ヘルニアの一例
    群馬大学大学院医学系研究科 脳脊髄病態外科学  藤巻 広也

1424 特発性低髄液圧症候群2例の検討
    福岡大学 医学部 脳神経外科  川口 寛


第32回頭痛学会総会
 
第32回頭痛学会総会が2004年11月12、13日で鹿児島において開催されました。
 出席されたドクターに総会の内容を聞いてみた。「実りの多い総会でした、
 脳脊髄液減少症は多くの方に認識された。もうどんどんひろがって完全に
 脳外科では無視できなくなろうだろう」とのことでした。

 
15:40〜16:25 低髄液圧症候群(1)
座長:喜多村 孝幸医師(日本医科大学 脳神経外科)
 
C-12-11 髄液漏症候群の提唱〜その分類と特徴について〜
荒尾市民病院 脳神経外科  不破 功医師
 
C-12-12 特発性低髄液圧症候群の頭痛遷延例における脳脊髄液圧に関する考察
高知脳神経外科病院 脳神経外科  溝渕 雅之医師
 
C-12-13 髄液漏性頭痛診断における頚静脈圧迫試験の有用性−RI脳槽造影所見との対比−
山梨大学医学部 脳神経外科  堀越 徹医師
 
C-12-14 軽度頸部外傷等に伴うCSF-hypovolemiaの画像診断の問題点
近畿大学医学部 脳神経外科  赤井 文治医師
 
C-12-15 脳脊髄液減少症の診断と治療の現状
日本医科大学 脳神経外科  喜多村 孝幸医師
 
16:25〜17:20 低髄液圧症候群(2)
座長:根来 清医師(山口大学 神経内科)
 
C-12-16 外傷後頭痛と脳脊髄液減少症
平塚共済病院 脳神経外科  篠永 正道医師
 
 
http://cjhs2004.umin.ne.jp/images/program-12c.pdf


第63回日本脳神経外科学会総会が10月名古屋で開催される。
脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)関連の演題は今年は8件以上になりそうだ

☆低髄液圧症候群における髄液漏パターンの検討
Analysis of RI cisternography for low CSF pressure syndrome
○不破 功(FUWA ISAO)11荒尾市民病院脳神経外科

☆交通外傷性頚部症候群に併発した脊椎髄液漏
Spinal cerebrospinal fluid leaks in whiplash-associated syndrome
○竹下 岩男(Takeshita Iwao)1、大田 正流1、松岡 士郎1、大野 正人2、
1九州労災病院脳神経外科、2九州労災病院 放射線科

☆外傷性脳脊髄液減少症-定量的脳槽シンチグラフィーによる診断と治療結果の評価
Quantitative radioisotope cisternography (RIC) in the diagnosis and management of posttraumatic CSF hypovolemia
○守山 英二(MORIYAMA EIJI)1、西田 あゆみ1、石川 慎一2
1国立病院機構福山医療センター脳神経外科、2福山光南病院麻酔科


☆Dynamic RI cisternographyを用いた慢性髄液漏出(髄液減少症)の評価
Evaluation ofchronic ccerebrospinal fluid leakage (cerebrospinal fluid hypovolemia syndrome) using dynamic radionuclide cisternography
○堀越 徹(HORIKOSHI TORU)1、内田 幹人1、渡辺 新1、貫井 英明1、梅田 貴子2、池川 博昭3
1山梨大学脳神経外科、2山梨大学 医学部 放射線科、3山梨大学医学部付属病院 放射線部

☆脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)診断における“偽脳萎縮”の意義
Pseudo-brain atrophy for the diagnosis of cerebrospinal fluid hypovolemia
○篠永 正道(SHINONAGA MASAMICHI)1、橋本 瑞基1、佐藤 公俊1
1平塚共済病院脳神経外科

☆CSF Hypovolemia(Mokli)診断上の問題点
Diagnosis of CSF hypovolemia(Mokli); RI cisternography and MR
○赤井 文治(AKAI FUMIHARU)1、下野 太郎2、種子田 護1
1近畿大学脳神経外科、2放射線科

詳細はこちら
http://www.naxnet.or.jp/~sginakai/cgi-bin/UPDIARY/301


第24回日本脳神経外科コングレス総会

会期:2004年5月14日(金)〜16日(日)
会場:アスティーとくしま
〒770−1055徳島市山城町東浜傍示1−4
 
http://jcns2004.umin.ne.jp/

脳神経外科学会では最も権威のある総会だ。そして今日16日、篠永医師が低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)について発表された。 
これで更に知名度と病気理解が広まるでしょう。


第62回日本脳神経外科学会総会 10月1日〜3日仙台にて開催(2003.10.3)
 
新しい低髄液圧症候群の概念による演題発表が
3件にものぼった。2004年度中には当たり前の病気として全国で治療が受けられるようになるだろう。
 
内容は日本脳神経外科学会HPより引用させていただきました。
演題名: 低髄液圧症候群の診断における定量的RI脳槽シンチグラフィーの試み  (演題番号 624)
所属: 国立福山病院 脳神経外科
著者: 守山 英二  小川 智之  別宮 博一  石川 慎一
 
演題名: 交通外傷後の低髄液圧症候群(髄液減少症)  (演題番号 1138)
所属: 平塚共済病院 脳神経外科
著者: 篠永 正道  市川 輝夫  橋本 端基 
 
演題名: 特発性低髄液圧症候群についての検討  (演題番号 1318)
所属: 荒尾市民病院 脳神経外科
著者: 不破 功  佐藤 公則  大久保 勝美 
 

詳細はこちら
http://www.npo-aswp.org/ennmoku.htm


第九回慢性疲労症候群総会  2月20日〜21日 東京女子医大(2004.2.20-21)

シンポジウム 『CFSの治療』 9:30〜

  1)慢性疲労症候群に対する補完・代替医療によるアプローチ

   東京女子医科大学附属女性・自然医療青山研究所自然医療部門 川嶋 朗

  2)東洋医学のCFS治療

   東京女子医科大学附属女性・自然医療青山研究所自然医療部門 班目健夫

  3)慢性疲労を呈した髄液減少症-ブラッドパッチ治療の効果について
   
   平塚共済病院脳神経外科 篠永正道


2003年4月15日現在
Q&A
Q 低髄液圧症候群の治療はどういうものがありますか?
A 点滴治療(安静)もしくは、自家血硬膜外注入(ブラットパッチ)、若しくは手術(切開)で
 直接穴をふさぐ方法です。


Q ブラットパッチは完全な治療ですか?
A 2003年4月15日現在、患者数は700名になろうとしています。
 この一年で600人の患者がでたことになります。
 詳しくは会報VOL2(5月中旬発売予定)に記載されますが、臨床でやはり改善率はいまだ
 VOL1と同じような高い率をほこっています。8割に近いものです。
 しかし完全ではありません。数%悪化例も報告されています。
 経過途中ですが今後の課題となります。
 私どもはブラットパッチの普及に努めているのではなく、この外圧や衝撃で髄液が漏れると
 いう事実を広めたいのです。
 いち早く、この厄介な増えすぎても駄目、そして外圧や衝撃で漏れ、つまり減りすぎても
 駄目な髄液の生産システムや、漏れるメカニズムを公的な機関が認め、大学病院などが研究を
 はじめ、全国どこでも治療を受けられるようになることが目的です。


Q ブラッドパッチについて
 殆どの低髄液圧症候群の医学論文には
ブラッドパッチが有効な治療だと載っていますが
 本当ですか?
A そうだと思います

Q 低髄液圧症候群の病名を早くかえたほうが良いのでは?
A
過去の既成概念にある低髄液圧症候群と全く内容が違うので、認知されるのに時間がかかって
 いるのでしょう。まったくです。病名をかえたほうが良いでしょう。


Q もう漏れるという事実は疑いのないものでしょうか
A まったくです。これも会報VOL2で14件の病院の臨床データー載せますが、間違いありませんね。

Qなぜ、大学病院は受け入れをこばむのでしょうか
Aそんなことありません、大学病院の先生も協力病院として増えてきて
 いますし、臨床データーが待ちどおしいという方もいます。
 興味ある先生は非常に多くなってきています。できれば教授の先生方が
 更に興味を持っていただくことを強く望みます・
 昨年のニュースステーションで低髄液圧症候群が報道された時、
 識者の方が言っておられました「多くの施設で同じ結果がでて初めて評価
 される疾患」といよいよそれが証明されました会報VOL2で

2002年月2月1日

Q いつごろからこの病気がわかりはじめたのですか?
A 2000年1月ごろからです。まったくもって画期的であり、全国世界でも60名以上の患者(2002/2/1現在)を診ているのは先生くらいかもしれません.アメリカでさえ20例が最高です

Q  全国のどの病院でも診察受けれないですか?
A 何箇所か低髄液圧症候群の治療をしているところはありますが、その絶対数(殆ど1〜2名程度)がすくなく、60名以上の患者を診ているDRS先生とは経験の差があり、どうしてもお勧めできません、ただRI検査は少しづつやってくれる所が増えてきています、一度地元総合病院でお尋ねください、またもしよければ、うけれる病院がありましたら、その病院を教えください。

Q どのくらい患者数がいますか?
A 去年8月26日にこの情報を流してから60名以上の方が見つかりました、月病院が検査できる患者数は4〜6名ですので!!現在検査待ちの状態は3ヶ月です。

Q 患者さんは完治されていますか
A 私自身を含め皆さん完治されています(当然治療途上の方もいます)11月21日現在経過調査しました(先生依頼のもと)完治を含め、改善されている方が殆どです


Q 医学的に臨床結果は証明できるものですか?
A 先生はいつでもマスコミ/医学論文にでも発表できる準備はできているといっています。

Q 他の医者はどんなことをこの病気について発言する恐れがありますか?
A まず一番多いのは整形外科の医師たちはまず知らないといいます、知ってる方もまれですが、髄液は少々では漏れないというでしょう、そんな治療危険ですよと脅す方もいました、脳外科の医師は最近知っているかたも増えてきましたが、治療はやりたがりません、普及してないからです。神経内科の先生はしってる方が多いはずです
ただ人為的に脊髄に手を加えたときに髄液が漏れるという病気として、ですので、事故なので外部的にショックを受け髄液がもれるということを認め診察治療をしていただけるのはやはり皆無でしょう

Q 全国にどのくらい患者数がいるのでしょうか?
A 先生は30万人以上いるだろうと言ってます

Q 今後全国的に治療は受けれるようになりますか?
A 政治的、そして今後マスコミに情報を流して行く事になります、本の作成もします、ある程度社会的に話題性を持たせないと医師が感心を持ってくれません、只今準備中です。

Q 政治的にどんな運動してますか?
A 国に対し陳情書などを提出しています坂口厚生労働大臣に提出した篠永先生の陳情書の一部ですがみてください

Q どういう症状の方が一番多いでしょうか?
A 年間交通事故が100万件、30秒に1件起こっています、頭や腰を打ち鞭打ちになる方が30%以上あるとおもいます、症状は殆どが3ヶ月以内に収まりますが、その後も各検査では異常が認められないが鞭打ちの症状が引き続く方がいます、症状には波があるために、調子いいときはついこのまま治っていくだろうと思ってしまい中々病院に行きもう一度診察を受けようと思わない方、こういう方が一番多いように思われます。髄液は確かに漏れは止まるかたもいますが、少しづつ増えるかたもいます、ともかく半年以上たっても鞭打ちの症状が治まらない方は早めに検査を受けるべきでしょう。

Q 検査は安全ですか
A まったく安全です

Q どういう患者さんが治療受けておられますか?
A 30年20年10年来ずっと倦怠感や鞭打ちといわれる各種自律神経に伴う症状に人に言うに言えないまま、長年耐えてこられた方が何人かいます
若い20代の方が一番多いようです(事故後の後遺症として)身の回りにいる方で、絶えず整骨院や整形外科などへ行っている事故後の後遺症がすっきりしない方に教えてあげてください、そういう方が一番可能性があるはずです

Q 髄液は増えないんですか
A 日に500ml生産されることは先生によって書かれていますね、その髄液は日に頭から腰まで3回循環されるそうです、もし事故後漏れる量が増えれば、循環する髄液が脳に行き当たりません、これが色んな症状を出します、人によってさまざまです、体調に波があるのは、漏れが少なくなる日、量がたくさんできる日、環境や食べ物に関係があるからです。

Q 家でできる治療はないんですか?
A 水分をたくさんとることです

Q 低髄液圧症候群がひどいかたではどうなりますか
A 文献には精神病になるともあります、激しい鞭やベルトで締め付けられるような痛みにもなる可能性があり、実際何人かいました

Q それはどうしてそうなるのですか?
A 髄液は脳室および中枢神経系を囲む閉鎖空間を満たす液体で中枢神経を保護するクッションの働きもしているわけであります、それがなくなると

Q低髄液圧症候群の場合色んな症状がでるのはなぜですか?
A髄液の生産が少なくなったり、生産より、漏れる量が上回ると、当然髄液の水位が下がってきます、脳や脊髄は髄液の中に浮いている状態ですので
 水位がさがると脳や脊髄事態も下がります、脊髄からでている各神経根も下にひっぱられるような状態になり、それが色んな症状を起こします。ある文献では
 精神病(気が変になる状態)になりうるとも書かれています、周りから理解されず、医師からは精神病扱い、職を失い、生きる望みをなくし自殺する方も多いはずです。

Q 最近少しづつ低髄液圧症候群のことが新聞や雑誌に記事としてのったりウェブ上でも低髄液圧症候群で検索をかければ多数ヒットするようになってきましたが、なにかこのHP上の情報と違うような気がしますが?
A そうですね、少しづつですがDR.S医師が各地で学会で発表したり、このHPを見ている医師も増え、この事実に感心を持ちはじめているのは事実です。
  しかし、現実病気の名前に左右されている気がします、最近でも大手新聞が「体の悩み聞いて効く」というところで低髄液圧症候群のことが載ってましたが、やはり髄液の圧が下がると発生する病気として説明がありました、これは間違いではないのですが、そういう患者さんこそ稀なのです、実際九州のある脳外科医で低髄液圧症候群に感心があり実際DR.S医師と同じような考えをもっている方に御電話できいたところ現在まで14名の低髄液圧症候群患者を診てきたとおっしゃってました。DR.S医師の元で発見された70数名の患者プラス九州の医師の患者数90名の90%は髄液の圧力は平均値だったということです。これはつまり低髄液圧症候群という名前からいくなら低髄液圧症候群でなないということになります。問題は漏れているということで髄液の量が少なくなるということであります。
  ですのでいまだに大手新聞の記事でさえ「そういう過去の既成概念をもつ医師に御話を聞いて記事にしているのが現状で」現在でさえ、多くの医師はこの現実を認めようとしないし、知らないのが現状なのです。

Q 慢性疲労症候群CFSとの関連はいかに
A 今月11月14日あるTV局の取材に私も同席したおり、先生より慢性疲労症候群の数十%もしくは多くは低髄液圧症候群ではないだろうか、ということが患者を診てきた臨床結果として解るようになった、とのこと。患者が訴える、また現状で報告されている両症状がほぼ同じであるとのことです。そうなると、かなりの患者が社会に潜伏し、原因もわからず苦しんでいることになります、確実に着実に社会的な問題として取り上げられるようにしていきたいと思います。低髄液圧症候群には特発性低髄液圧症候群といって自分自身気づかぬうちに、なんらかの衝撃をうけ、若しくは、またもともと硬膜がうまれつき薄いひとがあり、ちょっとした衝撃で硬膜が破れ髄液がもれることもわかっています、更にはお産時につかう多大なエネルギーが圧となり、硬膜をやぶったり、原因が自分でも数年前の普段の出来事として、こんろんだこととかが、自分でも記憶がないため、本当の原因がつかめないために病名を特発性低髄液圧症候群といいます。それが慢性疲労症候群となるのではという考えです。

2002.2.1現在60名中10名以上の方が原因不明で症状を訴え回復している、つまり全患者の2割弱が慢性疲労症候群といえるということです。



2002.10.27 いわゆる色んな治療をためしの「も効果がでなかった60人(慢性疲労症候群)と言われてきた方たちが低髄液圧症候群の治療を受け良くなっている長い方で20年に及ぶ方もいた 詳細は会報VOL1で

2002.12.1  全国各地で髄液漏れ(脊髄液漏)が報告されてきている、只今本題二弾を準備しているが、当初懐疑的であった医師たちも、実際検査をし髄液の漏れを確認して多くの方が肯定派に変わろうとしている、ある医師から特に脳外科の医師がこの病に懐疑的な理由を述べてくれた。

急激に髄液が外へ漏れだして、硬膜下血腫、クモ膜下出血などになる例が報告されています。これが、急性低髄液圧症と呼ばれるものと思います。多くの脳外科医は、こちらを緊急で治療しているものと考えます。従って慢性の代償されつつ髄液が漏れる状況というものは想定しがたい、あるいは、考えが及ばないものと考えます。慢性の持続性に漏れるものは、硬膜の静脈肥厚、硬膜外静脈叢の拡張など代償機能が少しでも働きつつ徐々に増悪するものと考えます。従って見た目は正常圧になっていくものと考えます。名前は「低髄液圧」は入らない方が、正しく、「慢性髄液漏出症候群」が本当のところと考えています。


 
慢性疲労症候群のサイトを運営している方からメールで情報頂きました、アメリカ欧米では交通事故やスポーツ 傷害のあとに慢性疲労症候群を訴える患者が多いということです。

外傷性もなく自身こころあたりなく検査をうけ特発性低髄液圧症候群と診断されたある方の検査前の状況

◎私の自覚症状(平成13X月検査入院 直前時の症状)
 厳しい倦怠感。起床時すぐに、エイと気合をかけ起きあがらないと一日仕事が出来ない。

 
・立ち上った時に「頭がグラッとする感じ」と「頭と肩に重しがのった」ような感覚がある。
 
・脱力……疲れやすい

・気力の低下  … やる気がでない。

・思考力の低下 … 本が読めない 物事を考える事がつらい。 

・記憶力の低下 … 物事や人の名前なども思い出すのに時間が掛かる。

常に頭痛がある(頭が重く微熱があるような感じ)

   
*症状は横になると次の事も含めてやや改善する。

・後頭部が常に重く痛い。(張っている感じで寝ている時も痛い)

・後頭部から首、背中にかけての張りと痛み。特に左半身

・息切れと動悸がやや上がり、コンコンと咳がでる(気温が上がると出やすい?)

寝ている時・休んでいる時に変に心臓がドキドキする事がある
汗の出方がおかしい。

・時々、キュッと胸を締めつけられるような痛みがある。(気温が上がると出やすい?)

・疲れると複視傾向になる。(右目に違和感 乾いた感じと眼球の動きがおかしい)

疲れるてくると目が奥に引っ張られて、頭中がチクチク痛みます…なんとも言えない痛みです。(ボクシングで頭を殴られて意識は飛んでいるが目だけグワッと見開いている感じ。… した事はないので私の勝手な想像です。)

・若干の腰痛

左半身のしびれ。(顔・左腕・左足)

  頸痛と首が常時締めつけられている感じ( 左側に廻りにくい)

  左顔面のしびれ。(左目のこめかみから左口と顎にかけて)

  舌の左半分の感覚が鈍い…動かしにくいような気がする。

  左肩から左手先にかけてのしびれ。(手先のチクチクとした痛み)

  左腕全体が重く握力等も低下。 

  左膝の痛みと左脚のしびれと動きが悪い。時おり足先や足の裏の感覚が鈍くなる事

  と痛みがでる。

・左足が上がらない。段差・階段等でつまずく事があり歩くのがつらい。

 *電車や車に乗ると上記の症状が若干重くなる傾向にある。

 *徒歩(特に急ぎ足で歩くと)でも同様の傾向がある・

・右肘の痛み(まっすぐ伸ばす事と曲げきる事ができない)…吊り輪をつかんでいた腕

右手の感覚が鈍く握力低下



事例1.実際に奈良在住の米田さんの発生から治療までの経過です

1997年3月

自分の不注意で頭部をコンクリートの壁にぶつける。 その後以下のような症状があらわれる。

CTスキャンやMRI検査をするが異常なし。 数多くの病院に通いました。 牽引、電気治療、神経ブロック、筋肉をほぐす薬、あと 精神科、神経科にも通ったこともあります。 それ以外にも、カイロプラクティック、針治療、マッサージ等もやりました。 が、症状発生から3年間、症状は改善されませんでした。

2000年6月

中井さんメールを書く。中井さんから電話を頂き,直接お会いして話をし, DR.S先生の病院を紹介して頂く.

2000年6月15日

DR.S先生に診察してもらう. この日は頚椎のレントゲンをとり,先生に自分の症状を聞いて頂く。 先生のお話では「低髄液圧症候群」が疑わしいとのことでした. この病気かどうかを検査するためには入院する必要があるとのことで, 後日,自分の都合の良い日を連絡し検査入院の予約をしました.

2000年7月31日 - 8月4日 検査入院

7月31日(入院1日目)

入院.採血,心電図,MRIの検査.

8月1日(入院2日目)

RI脳槽シンチグラム検査 この検査は,髄液に造影剤を注入し,一定時間毎に その流れを観測することで漏れなどを発見する検査です. 30分,1時間,3時間,6時間,24時間と撮影を行います. 6時間までは寝たままで起きることはできません.

8月2日(入院3日目)

24時間後のRI検査. 造影剤を注入してのMRI検査. 私はこのMRIの際の造影剤が体にあわなかったようで, ものすごい吐気がして,その後2日間くらい気分が悪かったです.

RI脳槽シンチグラム検査において映し出しだされる画像の説明(これは米田さんの画像ではありません) 検査は(造影剤注入後30分/1時間/3時間/6時間/24時間後に撮影する)下記画像は腰の部分を拡大したもの

造影剤注入1時間後(左画像)

造影剤注入6時間後(左画像)


8月3日(入院4日目)

検査結果の説明と治療. 検査の結果,私の場合は先生が予想された「低髄圧症候群」でした. RIの結果をみると,ある部分から髄液が漏ているのが確認できました. 治療方法は,自家血硬膜外注入というもので、 その髄液がもれている部分に自分の血液を流し込んで, 穴を防ぐというものでした. 処置自体は20分くらいで終わりましたが、非常に痛かったです。 (人のよって痛みが違うようです) そのあと1時間は安静ですが,その後は普通の生活ができるので, 明日以降いつでも退院しても良いとのことでした.

8月4日(入院5日目)

朝の先生の回診が終わったあとに退院しました. 診察に来るのは遠いとのことで,その後の経過はメールで連絡してくれれば 良いとのことで,メールアドレスを頂きました.

8月19日 治療後二週間

自家血硬膜外注入のために注射をした腰の痛みはまだ残っています. 座ったりたったり,腰を曲げたりするのがつらいです. これまでの鞭打ちの症状で変化があったことは、背中の痛みは消えたということで す。 その他変わったことはまだありません。 DR.S先生がおっしゃるには、 「同じ病気で治療した患者さんは1ヶ月くらいで徐々によくなっています」 とのことでこれからが楽しみです。

以上がこれまでの経過です。 これまで原因がはっきりしなかったことがはっきりしたということで、 非常に気持ちもすっきりしました。現在は完治することを信じて生活をしています。 最後にDR.S先生に診ていただいた感想を書きます。 DR.S先生はしっかりと患者の話を聞いてくれます。検査のこと、病気のことを説明し てくださるときも、丁寧でとても低姿勢で非常に信頼できる先生でした。また、遠方 からの治療であることを考慮してくださり、メールでの経過報告、質問でも良いとの ことでした。 看護婦の方々も非常に感じがよかったです。 低髄液圧症候群という診断はDR.S先生以外の先生ではわからなかったと思います。 僕にあった本当に良い先生を適切に紹介してくださった中井さんに非常に感謝してい ます。本当にありがとうございました。 また、今後の経過を連絡させていただきます。

2000年8月19日  米田 友和

低髄液圧症候群の治療から3ヶ月が経過しました。 治療後2週間の報告では「背中の痛みは消えました」と報告させて頂きました。 その後の経過ですが、これっといって劇的な変化はありません。 しかし、3ヶ月前と比べるとすべての症状が軽減したように感じています。 これは3ヶ月経った今だから感じることができるのかもしれません。 日々の生活の中では、変化はほとんど感じとれず、不安になることもありました。 しかし、日々ほんの少しずつですが良くなってきているというのが自分の感想です。 いつから、どこが良くなったのかと聞かれても、 はっきりと答えることはできませんが、とにかく症状が軽減してきています。 DR.S先生も「低髄液圧症候群の患者さんの経過を見ておりますと急に症状がよくなる ひとはまれで、ほとんどの患者さんが薄皮を1枚づつむくようにゆっくりと よくなるようです。」 とおっしゃられているので、ゆっくりあせらずに、治ることを信じてがんばりたいと 思っています。

このような経過をたどっていますので、こまめに経過を報告することはできません が、一定期間ごとにはご報告します。 もちろん急な変化が現れた時は、すぐにご報告させて頂きます。

2000年11月2日  米田 友和



実際に東京在住の東條さんの発生から治療までの経過です

1988年頃

12年ぐらい前にスキー場で人と衝突しアイスバーンに頭を強打、その時は首のあたりがすごく痛かったが1日たつと痛みが薄れていった。 念のため病院でレントゲン、CTなどの検査をしたが異常なし。 しばらくたって(数ヶ月〜1年後)から以下のような症状が現れる。

当初からあった症状

何年かたってから徐々に出てきた症状 (どこまでがこの事故のせいかわかりませんが、治療前にあった症状です)

事故の後、症状がでてきてから4〜5年間はいくつかの大学病院等に行き、レントゲン、CT、MRIなどの検査をするが、どこにも異常がないといわれる。精神的なものではないかといわれ精神安定剤、抗うつ剤、ビタミン剤などを処方されたが、飲んでも効かないし、吐き気をもよおすような薬もあったので、病院に行くのが嫌になる。他人から見たら、どこも悪いように見えず、気力の問題、運動不足などと言われるのでだんだん自分でも精神的に参ってくる。その後 針治療、気功、カイロ、スポーツマッサージなどに通う。 東洋医学の方では病んでいる事は認めてくれ、時間はかかるが治りますよといわれるので精神的には随分回復した。カイロ、はりなど治療直後は一時的に症状が緩和するが、5〜6年通っても治るまでにはいたらなかった。

2000年7月

1年ぐらいどこにも通わずにいたら症状が悪化してきたので、何かよい治療法はないかと探していた時に中井さんのホームページを見つけ、DR.S先生を紹介して頂く。

7月13日

先生に診察していただき、低髄液圧症候群の可能性があるということで、MRIをとることになる。混んでいるようで検査は8月になった。

8月8日

MRIの結果、低髄液圧症候群の可能性があるが、もっと詳しい検査をしないと断定できないとの事で、検査入院をすることになる。

8月28日〜9月1日入院

8月28日(入院1日目)

心電図、血液検査

8月29日〜30日(入院2〜3日目)

RI脳槽シンチグラム検査(米田さんと同じ検査)をした結果、やはり穴があいており髄液が漏れているとのことで、低髄液圧症候群と診断される。私はMRIよりもこの検査のときの注射が痛くしばらくは腰痛が続きました。

8月31日(入院4日目)

治療(自家血硬膜外注入)は15分ぐらいで終わり、検査の時より痛みは少なかったものの、治療後はしばらく腰が痛く1〜2時間ぐらいはベッドから起きて歩くのが辛かった。

9月1日 (入院5日目)

お昼過ぎに退院。 まだ腰の痛みは取れず、電車で帰るのはかなり辛かった。

退院後2日から3日目

一時的にすごくよくなり元気が出てくる。 治療の際の腰痛などは残っているが以前あった首の痛み、頭痛、目眩などが緩和された気がする。

退院後4日目ぐらいから、

起きると頭痛、目眩がひどく、TVや本など見るのも辛い。首の痛み、手のしびれなどももどってきて治療前よりもひどい状態が1週間以上続く。

9月16日〜23日 再度入院

空いていた穴はふさがっているはずだが、一度減っていた髄液が安定するまでにしばらく時間がかかるとのこと。髄液をたくさん作るためにブドウ糖液の点滴をする。 ( 7日間で500ml x 16本) まだ、軽い頭痛、首の痛み、くらくらする感じはあるが、だいぶ元気になり退院。

10月4日

退院してからも、ひどくはないが相変わらず、頭痛、腰痛、首の痛みがあり元気のでない日が続いていた。 喉がはれて扁桃腺からでる膿のようなものが口の中にできてきた。耳鼻科では体調が弱っているせいだといわれ、しばらく安静にするようにといわれた。

10月15日

だいぶ頭痛、腰痛、首の痛みがおさまってきた。手のふるえ、膝の痛みはまだ残っているが、やっと元気がでてきた。

11月2日現在

現在まだ残っている症状(肩から手のしびれ、ふるえ、膝の痛み、あごのずれなど)はありますが、かなり元気になりました。軽い運動を始めていますが、目眩などもなく、ずいぶん体力ももどってきました。いろいろできるようになったので、ついやりすぎてしまって、疲れたりすることもあるので、焦らずにゆっくりもどしていこうと思っています。

もう1生この症状と付き合っていかなくてはならないのかと思っていた時に、中井さんのホームページを見つけすぐに先生を紹介していただきました。 もう病院(西洋医学)は行きたくないと思っていた私にもう1度だけ行ってみようという気を起こさせてくださいました。何時間も待たせて、診察は簡単にすませる大学病院も多い中、DR.S先生は話をきちんと聞いてくださり、いろいろ検査をしてくださる事を約束してくださいました。 今では本当に先生と紹介して下さった中井さんに心から感謝をしています。 どうもありがとうございました。

2000年11月2日


篠永医師が語る低髄液圧症候群Q&ADoctorS

Q 交通事故の後遺症で、首のむちうちになりました。頭痛や吐き気などが激しく、 何もできません。ただのむちうちではないようですが……。

A ここのところ交通事故による負傷者は、毎年およそ百万人にものぼります。交通 事故による後遺障害の患者さんは長年苦しんでいる方が多いため、その数は膨大にな るでしょう。  なかでも首のむちうちは多いようです。一般的なむちうちは、「頸椎(首の骨)ね んざ」のことで、靱帯の損傷や、頸椎のクッションとなっている椎間板が傷つくこと で痛みがあります。ひどくなると、椎間板が損傷して椎間板ヘルニアとなり、神経が 圧迫されて激しい痛みがあります。これらは、外科的な治療により短期間で治るケー スがほとんどです。  ところが、何年たってもむちうちの症状が治まらず、むしろ激しくなる方がいま す。こうした症状の方は、「低髄液圧症候群」の可能性があります。  この病気の説明の前に、「髄液」についてふれておきましょう。頭の中は、脳の周 りが髄液で満たされ、脳は髄液の中に浮かんでいるような状態になっています。髄液 腔は、頭から頸椎、脊椎とつながったパイプ状になっており、このパイプの中に約一 五〇ccの髄液があります。通常、髄液は、ある一定の量を保ち、その圧力で脳を支え ています。  そして、髄液がもれないよう、硬膜という膜が、頭、頸椎、脊椎の内側にありま す。  交通事故やスポーツ、落下等、体への激しい衝撃が原因で、硬膜が裂けてしまうこ とがあります。この裂け目から髄液が漏れると、頭の中の髄液が減り、脳が下がった り、脳の血液の量が増えたりしてしまいます。これが「低髄液圧症候群」という病気 です。

●まだ一般化されていない病気

 この病気の症状は、頭痛、吐き気、食欲不振、めまい、指のしびれ、首・目・胸・ 背中の痛み、そして立っていられないほどの倦怠感です。横になると症状が軽くなる のが特徴的です。  低髄液圧症候群は、医学界でまだ十分に知れ渡っていないため、医師がうつ病など の精神病と誤診してしまうこともあります。  低髄液圧症候群は、以下の検査により、診断が可能です。・頸椎のレントゲン、・ 頸椎のMRI(磁気共鳴画像診断)、・脳の造影MRI、・RI(アイソトープ)脳槽撮影の四つの検査です。  今のところ、低髄液圧症候群の確立された治療法はありません。立っていると、硬膜の裂け目から髄液が漏れてしまうため、 できる限り寝ていた方が楽です。また、髄液をつくるため、水分を多く摂ったり、点滴治療を行ったりします。  私が低髄液圧症候群と診断した場合、「ブラッド・パッチ」という治療をします。 これは、患者さん自身の血液二〇〜三〇ccを脊髄膜硬膜外に注入するもので、この血液が硬膜の裂け目をふさぎ、髄液の漏れを止めます。  このブラッド・パッチにより、一時的に髄液の圧が高まって、調子が良くなりますが、 一度のブラッド・パッチでは治らず、二度目、三度目で完治するというケースもみられます。 十分位で終わる簡単な治療です。過去に激しい衝撃を受けた経験がなくても、咳や性行為が原因となるとも言われています。  前述したような症状で苦しみ、原因がわからない方は低髄液圧症候群の検査を受けることをおすすめします。

後日記述

日本においてはDR.S医師の病院の他はあまりこの治療はされていませんし、存在すら知った医師があまり 日本にはいません。

10人の方の体験(30、20年と長期にわたって苦しんでいた方が・・・・)先生の臨床データー
充実した低髄液圧症候群のQ&A、専門家、素人の患者さん、どちらも納得できる本に仕上げました。

「むち打ち症はこれで治る」で記載させていただいた何人かの方(低髄液圧症候群の体験談)のその後をインタビューし まとめた1冊です。色んな事、医師では理解できない患者だけが共有できる感覚がわかります。

この本は、当協会が企画発案し、実現まで1年以上の日数を費やしました。
この本の出版を目指し、今日まで頑張ってきました。全国を走りに走ってまいりました。手前味噌ですが、この本の影響は、第1弾の『「むち打ち症」はこれで治る!』の比ではないと確信しております。それくらいスゴイ画期的な本です。一言で表すと「低髄液圧症候群の教科書」です。だからといって専門書というわけではありません。一般、また医師の方にも満足できる内容となっています。臨床データはもちろんあります。大学病院の医師、放射線科の教授、著名な脳外科医、整形外科医、神経内科医、麻酔科医など、総勢14名の医師の方がこの画期的な発見に重要なコメントをくださっています。体験集も数多くあり、感動を呼びます。ここまで素晴らしい本に仕上げてくださった、日本医療企画の編集スタッフには感謝の思いでいっぱいです。

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