脳脊髄液減少症ガイドライン2007

編著 脳脊髄液減少症研究会ガイドライン作成委員会
国際医療福祉大学熱海病院脳神経外科/篠永正道
委員(五十音順)
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科麻酔・蘇生学/石川慎一
自治医科大学附属大宮医療センター神経内科/大塚美恵子
国立病院機構仙台医療センター脳神経外科/鈴木晋介
労働者健康福祉機構九州労災病院脳神経外科/竹下岩男
明舞中央病院脳神経外科/中川紀充
山梨大学大学院医学工学総合研究部脳神経外科/堀越 徹
高知県・高知市病院企業団立高知医療センター脳神経外科/溝渕雅之
山王病院脳神経外科/美馬達夫
国立病院機構福山医療センター脳神経外科/守山英二
株式会社メディカルレビュー社 ¥3,675(税込み)
A4サイズの180ページ
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ついに待ちに待った脳脊髄液減少症ガイドライン2007年度版が発刊の運びとなった。編著者のお一人である、国際医療福祉大学熱海病院の篠永教授は、仕上がった見本を手にした時、感慨深い感動に襲われたとお聞きしております。
2002年5月、TV朝日のニュースステーションの特集で、脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)についての放送があり、センセーショナルな衝撃を社会に与えました。しかしその反面、医学関係者のリアクションは
「軽微な外傷にて脳脊髄液は漏れることはない」との反論が多く、この病態の診断治療を開始する医師は少なかったようです。時同じくして脳脊髄液減少症の啓蒙を考え、鞄本医療企画より「むち打ち症はこれで治る」編著 中井宏 監修 篠永正道が発刊されました。また、この本と当時のガイドラインを記載した当協会の会報1を携え、多くの患者さんが地元の病院に足を運んでくださり、診断治療の開始を懇願しました。
その声に真摯に耳を傾け、篠永医師と連絡を取り、または見学に行き治療を開始された先生方が現在の脳脊髄液減少症研究会ガイドライン作成委員会の中枢メンバーとなっています。
本書には、2003年2月に第一回の低髄液圧症候群の研究会が開催されてから、本年2月に行われた第五回脳脊髄液減少症研究会までのプログラムなども掲載されています。
低髄液圧症候群から脳脊髄液減少症に病名が変わった理由、さらには今後の「保険診療への道のり」など、きめ細かい提唱も記されています。
2006年10月の日本脳神経外科学会総会において、学術委員長であられる山形大学の嘉山教授より、
『1年をめどに正式なガイドラインを作成したい』と公式発表がありました。そして2007年度厚生労働省 科学研究費が山形大学に交付され、現実にその研究が開始されます。
この脳神経外科学会のガイドライン作成にも本書は間違いなくイニシアティブを取り最高の参考文献となることは間違いないところでしょう。
現在もっとも治療経験をしている医師による科学的臨床例集であります。今後、ありとあらゆる場面において「教科書的役割 および参考資料」となると思います。
医師はもとより現在治療をされている患者さん、さらにはこれから治療を受けられる方も是非読んでいただきたく思います。
なお、各治療施設、各医師による3〜6名の臨床例が、豊富な画像とともに科学的に記載されています。
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