2006/3/20 岡山県議会
17都府県目でなる脳脊髄液減少症の治療研究推進と保険適用の国への要望となる意見書が採択されました
写真は3月13日岡山県議会棟にて 県議会副議長 天野さまに挨拶にいった模様


脳脊髄液減少症の研究推進等を求める意見書
 
脳脊髄液減少症とは、交通事故、スポーツ障害、落下事故、暴力その他で、頭部や全身への強い衝撃によって、脳脊髄液が慢性的に漏れ続け、多様な症状が発現する病気と言われている。
この病気の症状は、頭痛、首や背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下など様々な症状が複合的にあらわれ、これまでの医療現場においては、この原因が特定されない場合が多かったことから、患者は「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断され、肉体的・精神的苦痛はもとより、患者の家族等の苦労も、はかりしれないものがある。
最近、この疾病に対する検査法・治療法として、ブラッドパッチ療法の有用性も認められつつあり、長年苦しんできた患者にとっては、大きな光明となってきているが、治療法が確立したといえる状況にないことから、医療保険も適用されず、患者は大きな経済的負担を強いられている。
よって、国においては、以上の現状を踏まえ、次の事項について適切な措置を講じられるよう強く要望する。


1 脳脊髄液減少症の調査研究を積極的に推進し、診断・治療法を早期に確立すること。
2 脳脊髄液減少症の治療法の確立後、速やかに医療保険を適用すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 
内閣総理大臣
厚生労働大臣
衆議院議長
参議院議長
2005/10/29
岡山放送

2005年9月16日
岡山県庁にて「脳脊髄液減少症の治療推進と保険適用を求める要望書」の署名簿(署名総数 22,265名)を脳脊髄液減少症患者 岡山県家族会(代表世話人 石井邦子様)から岡山県庁 保健福祉部 医薬安全課の石野 課長に手渡し提出されました。提出後の懇談の席では、患者家族会から3名、当協会から1名、また、福山医療センターの守山英二 先生、他関係者にも御臨席いただき、予定時間をオーバーする充実した懇談となりました。またメディア関連も多数、同席され取材していただきました。
患者家族会の皆様、本当にご苦労さまでした!。
また、署名に御協力いただきました皆様、今回の件につき格別な御尽力をいただきました「連合岡山」の本干尾(もとほしお)様、関係各位様には患者家族会に替わりまして御礼申し上げます。
岡山県及び全国への本疾患の認知拡大に大きな前進となるものと確信します。
ありがとうござました!!

岡山県庁への署名提出の件でTV局三社
岡山放送 山陽放送 NHK岡山
山陽新聞朝刊17日 毎日新聞岡山朝刊17日 朝日新聞岡山18日朝刊に記載されました



2005年9月5日
 
山陽新聞にて岡山署名の記事が大きく掲載されました。 現在 署名数は2万人を超える勢いで 近いうちに岡山県に提出される予定です。
 
また記事の中で 中心者であられる田中さんは 4度のブラッドパッチで「歩けるまで改善した」と書かれていました。大変な思いをされたのですね。
 
いよいよ13件目となる 府県への提出も近いようです。2万人を超える県民の声は大きい。頑張りましょう