2004/12/17 兵庫県にて署名提出&意見書可決
今日17日
兵庫県脳脊髄液減少症患者会の中村さんが兵庫県庁において署名4555人分を提出されました。
また午後より兵庫県議会11月定例会において全会一致で意見書が可決されました。
詳細は後日(画像は後日)
尚18日付け朝日新聞(兵庫)に記事がのりました
脳脊髄液減少症の治療推進を求める意見書
脳脊髄液減少症は、交通事故、スポーツ障害、落下事故、暴力などによる頭部や全身への強い衝撃によって脳脊髄液が慢性的に漏れ続け、頭痛、首や背中の痛み、腰痛、目まい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下、うつ症状、睡眠障害、極端な全身倦怠感・疲労感等のさまざまな症状が複合的に発現する病気である。
この病気は、これまで原因が特定されない場合が多く、「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断されたため、患者の肉体的・精神的苦痛はもとより、患者の家族等の苦労もはかり知れなかった。
近年では、この病気に対する認識が徐々に広がるとともに、検査法・治療法(ブラッドパッチ療法)の有用性も認められつつあり、長年苦しんできた患者にとっては大きな光明となっている。
しかしながら、医療の中での認知度はまだまだ低く、また、全国的にもこの治療を行う病院が少ないため、患者は大変な苦痛を伴いながら、時間と費用をかけて遠方まで治療を受けに行っている状況にある。
よって、国におかれては、以上の現状を踏まえ、下記の措置を講じられるよう強く要望する。
記
1 交通事故後の後遺症で苦しむ患者、外傷による脳脊髄液漏れ患者の実態調査
を実施するとともに、患者に対する相談、援助の体制を確立すること。
2 脳脊髄液減少症についてさらに研究を推進するとともに、ブラッドパッチ療法を
含め、「むち打ち症」の治療法を早期に確立すること。
3
脳脊髄液減少症の治療法の確立後、ブラッドパッチ療法等に対して保険を適用
すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年12月17日
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 様
総務大臣
厚生労働大臣
兵庫県議会議長 原 亮 介
脳脊髄液減少症の研究・治療等の推進を求める意見書
脳脊髄液減少症とは、交通事故、スポーツ障害、落下事故、暴力その他を原因とする頭部や全身への強い衝撃によって、脳脊髄液が慢性的に漏れ続け、頭痛、首や背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下などの様々な症状が複合的に発現する病気と言われている。
この病気は、これまでの医療現場においては、この原因が特定されない場合が多かったことから、患者は「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断され、肉体的・精神的苦痛はもとより、患者の家族等の苦労も、はかり知れないものがある。
最近、この疾病に対する検査法・治療法として、ブラッドパッチ療法の有用性も認められつつあり、長年苦しんできた患者にとっては、大きな光明となってきているが、治療法が確立したと言える状況にないことから、医療保険も適用されず、患者は大きな経済的負担を強いられている。
よって、国においては、以上の現状を踏まえ、次の事項について適切な措置を講じられるよう強く要望する。
記
1 脳脊髄液漏れ患者の実態調査を実施するとともに、患者・家族に対する相談及び支援の体制を確立すること。
2 脳脊髄液減少症の調査研究を積極的に推進し、診断・治療法を早期に確立すること。
3 脳脊髄液減少症の治療法の確立後、速やかに医療保険を適用すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成18年6月30日
姫路市議会議長
西 田 啓 一
<送付先>
衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 総務大臣
文部科学大臣 厚生労働大臣
2009年7月29日
7月29日
兵庫県公式ホームページにて脳脊髄液減少症の相談窓口が開設されました。
http://web.pref.hyogo.lg.jp/hw12/hw12_000000106.html