具体的な治療へのアプローチの仕方


2005/2/15UPDATE

「低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)の治療開始について」
 治療実績が多いドクターの経験をまとめてみます。治療が初めての場合、「月1〜2名の新患」からスタート。治療に慣れるにしたがい、徐々に患者さんの数を増やしていくスタイルが理想です。また、治療経験豊富なドクターの実際の治療現場を見学をしていただくのも重要かと思います。

 現在、脳神経外科領域、麻酔科領域では「脳脊髄液減少症」の治療実績や研究成果などが各地で頻繁に発表されるようになっております。実際、治療病院数も70件近くになると思われます。今年(2005年)は、さらに本疾患が注目を浴び、多くの医療機関で治療を開始するでしょう。


協会HP http://www.npo-ASWP.org

・当協会の紹介で患者さんを診察するメリット
1.ある程度「低髄液圧症候群」に対する知識をもった患者さんを診察できる。
 例えば、不特定多数の患者さんが、何の情報も知識もなく病院を訪れ、「低髄液圧症候群の治療をしてほしい」と言われたケースが発生した場合、インフォームドコンセプトが難しいと思われます。協会を通しますと、事務員との電話相談後に病院に行っていただくことになりますので、病院としても助かると思います。

2・
治療に慣れるまで一定の患者さんが診察できます。

3・
治療を行なう前に患者さんの情報が得られます。


「患者さんの診察依頼から診察までの流れ」
 協会ホームページや出版物を頼りに病院紹介依頼の電話が事務所にかかってきます。
 ある程度の質疑応答の後、紹介依頼書(住所、年齢、症状発生の原因、経過、主な症状、服用中の薬などを記入)、同意書等を、和歌山本部に送ってもらいます。

 診察をお願いする医療機関や医師には、インターネット上において協会サーバーにアクセスする際に必要なパスワードとIDを発行しています。また、サーバー内の情報を他へ添付、公開しないという、医療従事者側の同意書に署名捺印していただいております。
 患者さんが診察希望を依頼してきた場合、あらかじめ、お名前だけを医療機関の担当医に、「11月度新患 2名 ○○○○様 紹介させていただきたいのですが、いつごろ初診にいっていただいたらいいでしょうか?」という風に、メールもしくはFAXでお送りします。その後、担当医さまがインターネットより協会サーバーにアクセスしていただき患者さんの情報を得ます。受け入れがOKであれば診察受け入れ日を決定し、協会に再度メールかFAXにてご返信いただいています。また、直接患者さんに連絡をとっていただいているケースもあります。

協会のサーバーアドレス
(受け入れ病院となっていただき医療従事者用の同意書に署名捺印いただければIDとPASSWORDを発行します)
同意書を2枚コピーアウトし1枚は保管していただき、1枚は協会あてに送っていただければIDとパスワードを発行します。
協会専用メールアドレス   staff@npo-ASWP.org

4.
ある程度、診療に慣れた時点で、病院名と医師名を協会ホームページ上で公開させていただいています。
 時期は担当医さまに決めていただきます。

このように協会の設立目的は、「低髄液圧症候群」(脳脊髄液減少症)を全国に普及させることです。そのために、不特定多数の医療機関とも連携をはかり効率的に潤滑剤のような仕事をしております。医学会-行政などにも連携を図り、要望要請などを行っております。現在23都道府県におよぶ医療機関60件と連携をとっております。(2005年2月15日現在)